つがる市をメインに、昨年、青森県内でロケされた日中友好40周年記念映画「明日に架ける愛」が、いよいよ3月31日から全国公開されます。県内では青森松竹アムゼワーナー・マイカル・シネマズ弘前シネマヴィレッジ8・イオン柏で上映されます。
 実話から生まれた国境や世代を超えて受け継がれて行く家族の絆、命のつながりを描いた感動作です。
 つがる市は主人公の祖母が暮らす古里として撮影されました。本格的な映画のロケは初めてのこと。しかも、震災後の混乱した時期の撮影だったため、多くの方の理解と協力があってこそ完成できた映画です。
 津軽富士・岩木山を背景とした田園風景は、つがる市の宝です。とても重要な葬列の場面で撮影され、私たちには大きな財産となりました。寒さに震えながら葬列に参加してくれた森田町大館地区の皆さん、フィルムコミッション会員の皆さんには心から感謝御礼申し上げます。
 また、実際に住んでいる住居を提供してくれた長谷川蓉子さんや齊藤渡さんを始め、協力してくれた多くの皆様に感謝いたします。
 幼少期のシーンでは、向陽小学校で同校の小学4年生をエキストラに交えて撮影が行われました。新校舎ができたため、この場面は思い出深い映像となります。
 木造中央公民館、向陽小学校、JR木造駅、ラ・プラザ、高山稲荷神社など、私たちの生活の場が映画の中で躍動します。国境を超えた愛と絆の物語の舞台として、つがる市の魅力を伝えるこの感動作を多くの方にご覧になっていただきたいと思います。
  
つがる市フィルムコミッション 会 長 川 嶋 大 史